最近、未成年でも投資に興味を持つ方が多いように感じます。
今回は未成年で株式投資はできるのか?株式投資のメリットは?について解説します。
ポイント
・未成年でも開設できる証券口座がある
・ただしいずれも親権者の同意は必要
・元本が少額のうちに株式に触れることは、いい勉強になる
目次
未成年でも株式投資はできるのか?
株式投資を行うには、証券会社に口座を作る必要があります。
ただし、多くの証券会社では口座開設を20歳以上~としています。
未成年の場合、親権者に財産管理権があるため、投資を行うことを認めていない証券会社が多いです。
ただし、中には条件付きで「未成年口座」と呼ばれる、未成年が取引できる口座を開設できる場合があります。
このような証券会社の口座を開設すると、未成年でも株式投資を行うことができます。
未成年口座の注意点
注意ポイント
・口座開設には親権者の同意が必要
・15歳未満の場合は取引主体は親権者
・信用取引などできないサービスもある
注意点として、いずれも申し込みにあたって親権者の同意が必要です。
勝手に開設することはできません。
また、15歳未満の場合には、取引主体は親権者となります。
信用取引など特殊な取引は売買はできません。あくまでも現物株式、単元未満株式の取引のみです。
未成年が株式投資するメリットは?
世の中の動きに興味が持てる
株価は世の中のあらゆる動き反応して、上がり下がりがあります。
直接関係なさそうなことでも、ある銘柄に敏感に影響したりすることもあります。
自分のお金がかかっていると、そのような世の中の動きに興味を持てるようになりますよね。
単なる資産形成の観点を超えて、非常に勉強になると思います。
少額から始めることで、資産運用を学ぶことができる
未成年の場合、投資できる金額は多くて数万円でしょう。
以下の記事でも述べていますが、少額の投資では多くの利益を得ることができません。
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資産運用の観点からは、あまり効率的な投資とは言えません。
しかし、利益が少ないということは損失も限定的だということ。
大きな資金を投入して投資を始める前に、勉強のために少額から始めるのが良いと思います。
未成年が口座開設できる証券会社5つ
松井証券
ポイント
・株式は約定代金50万円まで、投資信託はすべて手数料が無料
松井証券は、1948年創業で、ネット証券としても1998年から開始している老舗証券会社です。
手数料は約定代金50万円まで無料、投信信託はすべて無料です。
ただし、単元(通常100株)ごとの売買となりますので、数万円程度の資金が必要です。
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マネックス証券
ポイント
・ワン株(単元未満株式)の取り扱いあり
マネックス証券は大手ネット証券の1つです。
特徴は「ワン株」という単元未満株式の売買により、1株から投資を行うことができる点。
対象は東証、名証の上場銘柄ほぼすべて対応しています。
ただしプチ株は1回あたり最低48円の手数料がかかるので、単元株式で売買するのであれば、他の証券会社の方が良いかもしれません。
なお、今ならdポイントプレゼントキャンペーン実施中です。
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SBI証券
ポイント
・S株(単元未満株式)の取り扱いあり
SBI証券はネット証券で売買代金シェア最大手の証券会社です。
こちらも「S株」という単元未満株式の売買により、1株から投資を行うことができます。
ただし、マネックス証券と異なり、S株で購入できるのは東証上場銘柄のみとなっています。
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楽天証券
ポイント
・約定代金50万円まで手数料無料
楽天証券も松井証券と同様に手数料は約定代金50万円まで無料です。
ただし、単元未満株式の取り扱いはないため、単元(通常100株)ごとの売買となりますので、数万円程度の資金が必要です。
なお、楽天銀行と連携すると、金利を0.1%にアップさせることができます。
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One Tap BUY
ポイント
・スマホから気軽に売買が可能
One Tap BUYは、スマホから手軽に株式投資が行えるサービスです。
最低売買金額は1,000円~株価にかかわらず、金額単位で行うことができます。
売買できる銘柄は上場株式の中で限定された1,000銘柄程度ですが、米国株式も取り扱っている点は魅力的です。
また、15歳以上であれば、親権者の口座開設不要で取引が行えます。(同意は必要)
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株式以外の未成年ができる投資はあるのか?
株式以外の投資で未成年ができるものはあるのでしょうか?
残念ながらほとんどの投資は20歳以上を対象としています。
FXや仮想通貨は未成年ではできません。
おわりに
親権者の同意があれば、未成年でも株式投資を行うことができます。
勉強のため、少額から始めてみるのはいかがでしょうか?
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